桜木とジョーダンが履いたⅥとⅠ。

中古だからマケてくれ……………30円に

 

私が原宿でエアジョーダンを買った時の赤×黒のⅥの値段、たしか35000円だった…。スラムダンクの桜木が初めてバッシュを購入するシーン。いくら中古でも破格すぎるこの値段。そしてそれを受け入れる店長の懐の深さ。

 

実際にジョーダンがⅥを履いた91年のシーズンは、ブルズも、そして彼自身も初優勝を決めた年でした。すなわちここからジョーダンとブルズの王朝が始まったと言っても過言ではないんですね。そしてそれはこのバッシュを手に入れた桜木にも言える事。

 

陵南との練習試合を終え、全国制覇に向けて本格的にスラムダンクの物語が大きく動き出すのがここから。宮城、三井が加わり湘北が段々とチームとして成り立っていき、桜木自身もバスケ選手として急速に飛躍していきます。Ⅵは2人にとって、始まりを意味するバッシュに感じますね。

 

そして2万本のシュート練習を終えて大破したⅥ。再度バッシュを購入しに行くわけですが、そこで桜木は新たにⅠをもらいます。しかもタダで。今オリジナルのⅠなんて状態よければ10万以上はする代物…羨ましすぎるのですが。

 

このⅠの赤×黒カラー、当時のNBAでは禁止されていたんですよね。それを毎試合ナイキが罰金を払いながらジョーダンに履かせていたというなんという贅沢。あまりにも奇抜なカラーということでしたが、ブルズ、そしてジョーダンと言えば赤×黒を思い描く方が多いのではないでしょうか。

 

主人公とは思えない赤色の髪、時に相手の監督にカンチョ―をかます奇行。連載の初期ではこんなバスケ選手ありえないと思えた桜木も、Ⅰを履いてインターハイに挑む頃にはそれが当たり前になっている。Ⅰは2人のキャラを確立させたバッシュに感じます。

 

私自身も大好きなエアジョーダンですが、未だに新シリーズが出ているのを見るとその人気っぷりは衰える事を知りません。ただやっぱりジョーダン自身がブルズで現役だった時に履いていたⅠ~ⅩⅣは特別です。…途中野球いった時期もありましたけども。

 

そんな特別なエアジョーダンを履いてコート内を縦横無尽に動く桜木に流川。リバウンドやドライブのシーンを見るとそのプレー事態に目が行きがちですがバッシュもすごく丁寧に描かれているんですよね…。ぜひ1度見返してみてください。

 

皆さんが好きなエアジョーダンはいくつですか?教えていただけると嬉しいです。

ちなみに私は…ⅢとⅩⅡが大好きです。履き心地が抜群に良くて、Ⅲに関しては初めて購入したエアジョーダンという事もあり思い出深いです。

 

ミニバス時代、これ履いてみろと父に渡されたバッシュが後にⅩⅡだった事を高校生になって知り、いらないと言ったのを大後悔した羊と羽根でした。

いつか本物のジョーダンに会いたい。